JRAジャパンC(G1)C.ルメール「不可解騎乗」が実を結ぶ!? 国枝栄「ルメさんにお任せ」アーモンドアイを“全権委任”の真相
また、国枝調教師は「競馬はルメさんにお任せするだけだから」と話しており、トップジョッキーの手腕に期待しているようだ。
前述の2番枠との好相性に加えて、ルメール騎手は過去10年の東京芝2400mで最多の25勝を挙げている。JRA通年免許取得が2015年だったことを考えれば、いかに勝ちまくっているかわかるだろう。
そして先週の東京スポーツ杯2歳S(G3)で見せた騎乗が、アーモンドアイに活かされるかもしれない。
2番人気ドゥラヴェルデに騎乗したルメール騎手は、1番枠の発走から終始内々を追走。最後の直線でも、外に持ち出すことなく、インコースを通り6着に沈んだ。馬場の悪いところを走り続けた騎乗には、ファンの間でも多くの疑問の声が上がった。
だが、この経験が2番枠から発走するアーモンドアイにとってプラス材料となる。インコースが伸びないということを実際に体験しているだけに、同じ失敗は繰り返さないはずだ。
果たして、ルメール騎手は先週の失敗から見出したビクトリーロードで、アーモンドアイのラストランを飾ることができるだろうか。名手が選ぶコース取りにも注目したい。