JRAジャパンC(G1)三強対決!? 悪魔が囁く「2頭飛ぶかもしれないぞ」先週は「◎」スカーレットカラー4着に悶絶……再起をかけた本命馬
そう、そんな馬券は求めてないのである。となれば、アーモンドアイとコントレイル、馬券的にはどちらかに飛んで頂きたい。
となれば、昨年の有馬記念か。アーモンドアイが9着に敗れたレースだけに参考になるかもしれない。
昨年の有馬記念といえば、先行馬が総崩れとなったレース。今年のジャパンC出走馬ではワールドプレミアが3着、キセキが5着に入線した。
なら、ワールドプレミアか。いやいや、ワールドプレミアは今回が長期の休み明けで、昨年とは順調度合いが違い過ぎる。昨年の有馬記念3着を見ても、狙いは有馬記念ではないか。
となると、キセキか。いやいや、これも前走の天皇賞・秋(G1)でアーモンドアイにちぎられた馬だ。4コーナー同じような位置取りでの0.8秒差は、逆転の可能性に乏しい。
狙うは「◎」ユーキャンスマイルだ。
昨年の天皇賞・秋では勝利したアーモンドアイから0.6秒差の4着。上がり3ハロンは、アーモンドアイの33.8秒を唯一上回る33.7秒であった。ジャパンCではアーモンドアイと初顔合わせとなるが、天皇賞・秋からの400m延長、今年の荒れた馬場なら何とか逆転してくれんだろうか……。
また、続くジャパンCは5着に敗れたが、その際は重馬場。3着までの3頭は内目を回した馬で、4着のマカヒキも4コーナーでは内を回していた。ユーキャンスマイルは、外々を回される厳しい展開。様々なマイナス要素が重なったことも想像できる。
次の阪神大賞典(G2)を快勝し、2走前の天皇賞・春(G1)は、荒れた内を突いて4着。前走のアルゼンチン共和国杯(G2)も荒れた内を通らされたが、それに加え58kgのハンデも背負っていた。
陣営も「斤量(58kg)も微妙に応えたと思いますが、1番は通ったコースですね。道中は距離ロスをなくしてくれましたが、肝心の直線ではいいところに出せず、ずっと悪い内を走らされました」とコメント。岩田康誠騎手も、上手く乗れなかったことについて謝罪していたとのことで、ジャパンCでの汚名返上が期待されるところだ。
今回のジャパンCに関しては「上位馬とは決め手の差はありますが、器用さとスタミナは兼ね備えています。消耗戦になれば出番はありますよ」と陣営も一発を狙っている様子。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」――。引退したスカーレットカラーの分まで取り返してほしい(という切実な願い)。
「○」には、デアリングタクト。三強の中でも、スピードと相反する部分をこの馬には期待したい。
「▲」はコントレイル。無敗の3歳馬で、距離短縮がプラスにはなりそう。
これだと、アーモンドアイとコントレイルの2頭が入った三連複もあることになってしまうのだが、ユーキャンスマイルが来て馬券をハズすと血を吐くことになりかねない。一応、こちらも相手軸に加えておく。
買い目は、13番ユーキャンスマイルを軸に、5番デアリングタクトと6番コントレイルを経由したフォーメーション。
三連複
13番 - 5番、6番 - 1番、2番、5番、6番(5点)
ワイド
13番 - 5番、6番(2点)
因みに、今年のジャパンCは東京競馬「12R」となっているので、ご購入の際はお気を付けいただきたい(間違えた方が当たるかもしれんけど……笑)。
今週も「◎」が岩田康騎手という予想になったが、決して騎手予想ではない。2週連続の「岩田心中」……ベタながら、今週こそは“アイキャンスマイル”といきたいのだ。
(文=宍戸ハレ)