JRA「ルメール半端ないって」チャンピオンズCでG1・5連勝に待ったをかけるのはアノ騎手!? 「自分がストップするしかない」偉業阻止の名手とは
逃げるサンライズソアだったが、テイエムジンソクが早めにマークしてきたことで、息を入れづらい展開。直線で粘り込みを図るも、4コーナーから進出を開始したケイティブレイブが差し切り勝ちを飾った。
「『ルメール半端ないって』ってジョッキールームでみんなが騒いでいた。これはもう止めるしかない、なんとか自分がストップするしかないと思っていた」
当時の流行語でもある「大迫半端ないって」を交えて、こう振り返ったのはケイティブレイブに騎乗した福永祐一騎手だった。
逃げるルメール騎手のサンライズソアを積極的に捉えにいった福永騎手の手腕が勝利をもたらしたとも言えるだろう。
「現在、ルメール騎手はG1・4連勝中ですが、福永騎手は2週連続でその2着に敗れています。特に無敗の3冠馬コントレイルで敗れたのは悔しかったはずですよ。レース後に『アーモンドアイは強いです』とコメントしたのは、コントレイルの能力を引き出しながらも負けてしまった悔しさの表われに感じます。
それだけに、再び福永騎手がルメール騎手の連勝記録をストップさせることに期待したいですね」(競馬記者)
今週末のチャンピオンズCで福永騎手が騎乗するのは、7歳馬のエアスピネル。2017年のマイルCS(G1)ではハナ差の2着とG1にも手が届きかけた古豪である。ダートのキャリアはわずか3戦のため、変わり身を見せる可能性もあるはずだ。
伏兵の1頭に過ぎないが、もしかすると福永騎手が2年前の再現をするかもしれない。