JRAアーモンドアイ引退で人気に陰り……有馬記念(G1)C.ルメールなど「騎乗馬確定」で浮かび上がるシルクレーシングの苦境!?
この3頭は、オーナーがいずれもアーモンドアイと同じシルクレーシング。G1レースへの出走自体が困難なことではあるが、クラブの人気低迷は避けられないのかもしれない。
「シルクレーシングの馬が揃って鞍上未定となっているのは意外でしたね。いずれも前走騎手がすでに埋まってしまっている状況ですし、同クラブの所属馬よりも優先すべき馬がいたという見方をすれば、苦境に立っているともいえるのではないでしょうか。
アーモンドアイが引退して、次世代を担う4歳馬はディアンドルが稼ぎ頭。G1での勝利もありませんし不作の年だったといえるでしょう。3歳馬はG1こそ勝ちましたが、その後の活躍がもうひとつですし不安が残る状況ですね……」(競馬記者)
クラブ所属の3歳馬では、ラウダシオンがNHKマイルC(G1)を制するも、古馬戦線では勝利ならず。サリオスもクラシック戦線で健闘したが、皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)ではコントレイルに敗れ、マイルCS(G1)でも5着と完全に影は薄れている。
新たな「スター誕生」が求められるシルクレーシング。2、3歳馬はもちろん、古馬勢の巻き返しにも期待したいところだ。