【香港国際競走展望】ウインブライト「相性抜群の庭」で“V3”なるか!? マイル連覇狙うアドマイヤマーズは「10連勝中」新星の香港3冠馬と一騎打ち!?
日本馬が毎年苦戦を強いられる「香港スプリント」には、ダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)とタワーオブロンドン(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)の同世代のライバル2頭が挑戦する。
ダノンスマッシュは、前走のスプリンターズS(G1)の内容が秀逸。スタートでやや立ち遅れたが、すぐに挽回。差し馬有利の超ハイペースを先行して、2着に粘り込んだ。
昨年もこのレースに出走。3番人気に支持されたが、スタートで後手を踏んだのが響き、8着に敗れた。持ち前の先行力を生かすためにも、昨年と同じ失敗は許されない。国内最終追い切りは栗東坂路でラスト11秒6をマーク。国内外9度目のG1挑戦で悲願達成はなるか。
京王杯SC(G2)以来のタワーオブロンドンは、約7か月ぶりの実戦が初の海外競馬と、条件は決して易しくない。ただし、藤沢調教師は、「香港の芝は合うと思う」と話しており、適性次第では、大駆けの可能性もあるだろう。
地元勢の代表格は、通算21戦11勝のホットキングプローン(セ6歳、香港)だろう。昨年は4番人気で出走し、ビートザクロックにクビ差の2着に好走した。
前走は約5か月ぶりの休み明けで勝利を飾った。鞍上には7戦連続でコンビを組むJ.モレイラ騎手を予定している。マジックマンの異名を持つ世界のモレイラ騎手は、同馬に初G1制覇をプレゼントできるだろうか。
海外勢では、インファーノ(セ4歳、シンガポール)にも注目が集まる。シンガポールで9戦8勝、2着1回という戦績で、目下4連勝中。鞍上は、5年前の高松宮記念(G1)をエアロヴェロシティとのコンビで制したZ.パートン騎手が務める。