JRA「僕のミスです」痛恨の200連敗、主戦降板から7カ月……野中悠太郎はオセアグレイトの重賞初制覇に「何」を思う? 横山典弘騎手はステイヤーズS(G2)6勝目
ちなみに、野中騎手がオセアグレイトの主戦を降板するきっかけとなったメトロポリタンSを制したのが横山典騎手。騎乗したウラヌスチャームは6番人気の伏兵だったが、積極的にハナに立ってスローペースに落とし込むとまんまと逃げ切った。
「逆にオセアグレイトは、横山典騎手が作り出したスローペースで動けずに負けているのですから、何とも皮肉な話ですね……。
仮に今回のステイヤーズSで、オセアグレイトに野中騎手が騎乗していれば勝ったのかはわかりませんが、未だに重賞勝利がない野中騎手にとっては思うところがあったでしょうね」(同)
今年は2月のフェブラリーS(G1)で、16番人気のケイティブレイブで2着した長岡禎仁騎手が、夏の小倉記念(G3)で重賞初制覇を成し遂げるなど、苦労人の騎手にスポットが当たった1年でもあった。
2015年のデビューから、ここまで通算66勝と苦戦が続く野中騎手だが、持ち前の積極性を武器に“爪痕”を残して2020年を締めておきたいところだろう。