C.ルメール騎手が以前から「乗りたい」と熱望。世界的名牝サプレザの娘ルーズベルトゲームが、今週ついにベールを脱ぐ!
デビュー戦に向けた最終追い切りを見守った師は、『デイリースポーツ』の取材に「求めることが大きいだけに物足りない」と、上々の動きにもあえて辛口のジャッジ。しかし、その素質には「いずれは走る」と太鼓判を押している。
鞍上には、母にも騎乗していたC.ルメール騎手。マイルCSでも手綱を執った名手は「同じ顔、同じ体をしている。反応が良かったし、走りそう。楽しみ」と期待を膨らませている。すでに数多くの有力2歳馬を確保しているルメール騎手だが、思い入れが強いためにデビュー戦の内容によっては、今後も本馬の騎乗を優先する可能性もある。
「サプレザに対してはルメール騎手も相当思い入れがあるようで、以前からルーズベルトゲームに『乗りたい』とコンビを熱望していたようです。今回はその念願が叶ったこともあって、気合が入っているでしょうね。安田調教師は本格化するのは古馬になってからと考えているようですが、追い切りの動きは素軽いですし、いきなり素質の片鱗を見せてもおかしくないとおもいます」(競馬記者)
ルーズベルトゲームがデビューする4日の中京競馬場ではチャンピオンズC(G1)が開催されるため有力な騎手が集結し、デビュー戦となる中京5R(芝1400m)にも17頭が顔を揃えた。
有望な血統馬も多く混戦が予想されるが、ルーズベルトゲームの「8‐7で決着する野球の試合」というその名の通り、最後まで白熱する激戦を制してこそかもしれない。