武豊×ワールドプレミアの状態は? 『ハナだけは譲るつもりはない』あの馬が堂々の逃げ宣言!! カレンブーケドール「グランプリ男」と「善戦ウーマン返上」へ!?【口外無用!有馬記念(G1)特撰7頭】

 競馬の祭典・有馬記念(G1)が開催される。2020年を締めくくる大一番とあって、出走馬を管理する陣営はいつも以上に気合いが入っているようだ。今回は、各陣営関係者から編集部に寄せられた『とっておきの話』を紹介しよう。

 武豊騎手が『器の大きさに期待』と語るワールドプレミア(牡4、栗東・友道康夫厩舎)。

 昨年は菊花賞(G1)を勝利後、有馬記念に向かい3着と好走。今年は体調不良で、長期間に渡っての戦線離脱を余儀なくされていたが、復帰戦のジャパンC(G1)では『3冠馬3頭』を含む強力メンバー相手に6着と健闘。ここが明け2走目とあって侮れない存在だ。

「前走はイレ込みがきつかったですね。スタッフも『昨年から気性面の成長はあまりない』と苦笑いしていました。ただ、好メンバーが揃った1戦でも引けを取らない走りができていたので、改めて能力の高さを感じましたよ。

1週前は栗東CWで武豊騎手を背に6F84秒1、ラスト12秒8。最終も栗東CWで6F83秒9、ラスト12秒8と、時計こそ出ていませんが、動きは悪くなかったです。『稽古は目立つタイプではないものの、息持ちや中身の面では上積み十分』とスタッフは満足気でしたよ」(栗東関係者A)

 武豊騎手が有馬記念に騎乗するのは、今年で30回目。これまで3勝、2着8回、3着2回と好成績を残している。今回も上位進出なるか?

 ワールドプレミアと同じ友道厩舎から送り出されるユーキャンスマイル(牡5、栗東・友道康夫厩舎)。

 今年は始動戦の阪神大賞典(G2)を快勝。天皇賞・春(G1)4着、アルゼンチン共和国杯(G2)4着と堅実な走りを見せていたものの、前走のジャパンCでは一転して12着と大敗を喫している。

「前走は行きっぷりが悪かったですね。『体調は問題ないけど、嫌気が差したのか走るのをやめてしまった。今までそんなことはなかったのに……』とスタッフは頭を抱えていました。

また今回引き当てた枠は8枠16番と大外。中間での強調材料にも乏しく、『馬込みは平気なのでどこかで内に潜り込み、馬群で闘争心を引き出せれば』と弱気でしたね」(栗東関係者B)

 同厩舎の多頭出しは人気薄を狙えとはよく言われるところだが、さすがに厳しいか。

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