落馬骨折の福永祐一騎手にシュヴァルグランとの「有馬記念参戦」の可能性浮上!あまりにも重なる「昨年覇者」との共通点……奇跡の参戦なるか

 先週土曜日の阪神5Rで落馬負傷した福永祐一騎手が、早ければ年内に復帰できることがわかった。

 3日の落馬したレース後、京都市内の病院で精密検査を受けた結果、右鎖骨骨折と診断されていた福永騎手。だが、幸いにも軽度の骨折だったようだ。福永騎手は昨年10月にも落馬負傷し右鎖骨を剥離骨折しているが、前回とは患部が異なっていたとのこと。

 本人も年内の復帰に向けて前向きな姿勢を見せており、すでに11日の香港スプリント(G1)に出走するビッグアーサーの騎乗は断念したものの、25日の有馬記念(G1)に出走するシュヴァルグランの騎乗に向けて急ピッチでリハビリを行うようだ。なお、関係者によるとビッグアーサーの代役は数日中に発表されるそうだ。

「迷惑を掛けるようなら無理に復帰はしないとコメントしているものの、気持ちはすでに有馬記念に向かっているようです。福永騎手は昨年の落馬負傷でも、全治5カ月の重傷だったところを約3カ月で復帰しています。常識的には難しいと思いますが、一流のアスリートの回復力に一般人の常識が通用しないというケースも多々あるだけに、期待して待ちたいですね」(競馬記者)

 ただ、もし福永騎手が驚異的な回復力を見せて有馬記念のシュヴァルグランに騎乗できた場合、昨年の覇者ゴールドアクターと吉田隼人騎手のコンビとの数多くの共通点を見出すことができる。

「実は、昨年の吉田隼人騎手もジャパンCの当日に他馬に脚を蹴られて右膝蓋(しつがい)骨の亀裂骨折を負っています。しかし、驚異的な回復力を見せて有馬記念でゴールドアクターに騎乗。まだ完治には至っていなかったそうですが、見事有馬記念を優勝し相棒に初G1をもたらしました。もし福永騎手がシュヴァルグランで有馬記念に出られるのなら、2年連続での”奇跡”が見られるかもしれません」(同)

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