JRAアーモンドアイ調教師「牝馬」で2021牡馬クラシック参戦!? ソダシ&サトノレイナス以上に色気たっぷりの“ガチ勢”候補とは
今や競馬界が「女傑の時代」にあることは、競馬ファンなら誰もが知るところだろう。
実際に、昨年の芝の牡牝混合古馬G1では10戦中9戦で牝馬が勝利。暮れの有馬記念(G1)では、牝馬のクロノジェネシスとサラキアが時代を象徴するかのようにワンツーゴールを決めた。
この“流れ”は2021年も続きそうだ。アーモンドアイという絶対的な女王が去ったとはいえ、ファン投票1位に応えてグランプリ春秋連覇を成し遂げたクロノジェネシスや、すでにマイル女王に君臣しているグランアレグリア、さらには三冠牝馬デアリングタクトと、その充実ぶりは牡馬を圧倒していると述べても過言ではないだろう。
そんな中、今年は「牝馬優勢の時代」がさらに加速するかもしれないというから驚きだ。
「実は12月の阪神ジュベナイルF(G1)でワンツーゴールしたソダシとサトノレイナスは、両馬ともに牝馬だけでなく、牡馬の日本ダービー(G1)にも登録を行っています。
これだけなら、そこまで珍しいことでもないんですが、サトノレイナスを管理する国枝栄調教師が『日刊スポーツ』の取材を受けた際『ソダシも登録しているの? じゃあ、ソダシと一緒に走らせるかな』と含みを持たせたとか……。
実際のところはわかりませんが、今は牝馬が牡馬と互角以上に戦える時代ですし、ウオッカに続く牝馬のダービー制覇があっても驚けませんね」(競馬記者)
実際に、昨年のジャパンC(G1)で牡馬三冠のコントレイルと、牝馬三冠のデアリングタクトがクビ差の大接戦を演じたことは記憶に新しいところ。両馬の日本ダービーとオークスのタイムを比較しても、わずか0.3秒しか変わらず、確実に牡牝の差が詰まっている状況だ。
ちなみにウオッカが2007年に牝馬として日本ダービーを勝ったことは64年ぶりの歴史的快挙だった。
だが、クロノジェネシスが勝った有馬記念を牝馬が2年連続で制したことも60年ぶりの快挙であり、そもそも芝の牡牝混合古馬G1による牝馬の9勝は、ウオッカが年度代表馬に輝いた2008年の5勝を遥かに上回る新記録……。
今の牝馬の勢いは、そういった歴史的な快挙を次々と起こしているのだ。