武豊騎手の実弟・武幸四郎騎手が調教師試験を合格!騎手引退を経て、武幸四郎「調教師」誕生が秒読みに。競馬界を代表する兄弟が描く新たな「夢」とは
武豊騎手が「いつか幸四郎が手掛ける馬に乗って勝ちたい」と夢を語っていたように、周囲の関係者は幸四郎騎手の決断を温かく見守っていたようだ。筆記試験や口頭試験など合格することが極めて難しいといわれる調教師試験だが、これだけ早く結果を残すには相当な覚悟と努力があったはずだ。
武幸四郎騎手にとっても期するものがあった一年だったに違いない。
8月12日には父武邦彦さんが他界。告別式で号泣した武幸四郎騎手は「これからは今までの教えを活かして、競馬人生を歩んでいきたいです。騎乗だけじゃなく”いろんな面”で得たものを僕の人生に活かしていきたい」と話しており、この時にはすでに調教師転身に向けて確固たる決意があったことがうかがえる。
兄よりも早く「2世調教師」として新たなスタートを切ることになった武幸四郎騎手。今後の予定はまだ未定だが、いつの日か自身が手掛けた馬で兄と共に大レースを勝つシーンを心待ちにしたい。