【サウジCデー展望】チャンピオンズC(G1)覇者チュウワウィザードが“世界最高”10億円超ゲットに挑戦!藤田菜七子はC.デムーロら海外一流騎手相手に腕試し

 出走するのはジャスティン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)、コパノキッキング(セ6歳、栗東・村山明厩舎)、そしてマテラスカイ(牡7歳、栗東・森秀行厩舎)の3頭だ。

 ジャスティンとコパノキッキングにとってはこれが海外初挑戦。ジャスティンはとにかく砂を被らないことが好走するための絶対条件。ハナを切って自分の競馬をすれば、しぶとさを発揮するだろう。鞍上・坂井瑠星騎手の思い切った手綱さばきに期待したい。

 一方、コパノキッキングの手綱を取るのは、日本でもお馴染みW.ビュイック騎手だ。ここ3走は差す競馬で勝ちあぐねているが、もともと先行してしぶといタイプ。テン乗りのビュイック騎手がどう乗りこなすかも見ものだ。

 マテラスカイは、今回で海外競馬が5度目という大ベテラン。昨年のサウジアCでは、惜しくもクビ及ばず2着に敗れた。1年越しの雪辱は戸崎騎手に懸かっている。

 このほか、ダート1600mが舞台の『サウジダービー』にはピンクカメハメハ(牡3歳、栗東・森秀行厩舎)が出走を予定。昨年7月の新馬戦で勝ち上がって以降は5連敗中で、成績は頭打ちという状況。初ダートで活路を見いだせるか。

 なお、藤田菜七子騎手は、19日に行われる国際騎手招待競走の『インターナショナル・ジョッキーズ・チャレンジ』に出場予定。男女7人ずつの計14人が、1400m、1600m、1800m、1200mのダート4レースに騎乗し、合計ポイントで争う。

 対戦するのは、ビュイック騎手のほか、C.デムーロ騎手、S.フォーリー騎手など日本でもお馴染みの一流騎手たち。藤田騎手は、昨年の同チャレンジ選出後に落馬骨折のため、出場を断念していた。昨年のうっ憤を晴らし、その実力を世界にもアピールしたいところだ。

 初日は藤田騎手の手綱さばき、2日目は日本馬5頭の走りに注目が集まる今年のサウジCデー。最注目のサウジCで10億円超の賞金を手にするのは果たしてどの馬になるのか。21日のフェブラリーS(G1)を前に、この週末は寝不足の競馬ファンが続出すること間違いなしだ。

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