JRA阪急杯(G3)ダノンファンタジー「鞍上」川田将雅に疑問の声!? 一度は藤岡佑介との発表も……急転直下の「背景」とは

 18日、昨年12月の阪神C(G2)を制したダノンファンタジー(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)が、阪急杯(G3)から始動することがわかった。鞍上は主戦の川田将雅騎手が務める。

 約2年半ぶりの1400m挑戦となった昨年の阪神Cで、2019年のローズS(G2)以来の勝利を挙げたダノンファンタジー。かつては同期のグランアレグリアやクロノジェネシスを上回る評価を集めていた馬だけに、この復活を喜んだファンも多かったようだ。

 しかし、その一方で今回の川田騎手の起用には、ネット上を中心に早くも疑問の声が噴出している。

 というのも、前走の阪神Cでダノンファンタジーを復活に導いたのは川田騎手ではなく、藤岡佑介騎手だったからだ。そして、今回も一時は藤岡佑騎手のまま阪急杯参戦という報道があったが、一転して主戦騎手が鞍上に戻ることとなった。

 ちなみに川田騎手とダノンファンタジーのコンビは2019年のローズSを勝って以来、4連敗中……2度の1番人気を裏切るなど、勝つどころか馬券圏内(3着以内)さえ確保できなかったことから、一部のファンから「藤岡騎手の方がよかった」という声が上がるのも当然か。

 この急転直下の鞍上交代劇の背景には、何があったのだろうか。

「久々に使った1400mの阪神Cを勝ったことで、ダノンファンタジーは当初1200mの高松宮記念(G1)挑戦が視野に入っていた可能性が高そうです。ただ、そうなると同じダノン軍団で、川田騎手が主戦を務めるダノンスマッシュとバッティングします。

そこでダノンファンタジーは、結果を残した藤岡佑騎手が引き続き騎乗する方向で調整されていたようです。ですが、再び川田騎手が騎乗するということは『高松宮記念以外の選択肢』が浮上したということでしょう」(競馬記者)

 記者曰く、ダノンファンタジーの新たな選択肢として浮上したのは、豪州競馬における春のビッグイベント『ザ・チャンピオンシップス』とのことだ。

 ダノンファンタジーは高松宮記念(3月28日)の翌週に行われるドンカスターマイル(G1、4月3日)、さらに翌々週のレガシーステークス(G1、4月10日)にも予備登録されており、川田騎手が遠征する可能性もありそうだ。

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