JRA【阪急杯(G3)展望】2歳女王ダノンファンタジー&レシステンシアVS春秋マイル王インディチャンプ! G1馬3頭がガチンコ対決!
3頭目のG1馬は世代屈指の快速馬、レシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)だ。
こちらは19年の2歳女王で、昨年は桜花賞(G1)とNHKマイルC(G1)でともに2着に好走した。軽度の骨折で久々となったマイルCS(G1)では、古馬・牡馬に果敢に挑戦。しかし、溜め逃げする形となり、キャリア7戦目にして初めて馬券圏外となる8着に沈んだ。
それ以来となる3か月ぶりの実戦で、距離を1ハロン短縮。1400mは新馬戦とファンタジーSを勝ち2戦2勝。復活にはうってつけの条件となるかもしれない。
17日の1週前追い切りでは、栗東坂路で50秒2-11秒5をマーク。全体時計は、この日3番目、ラスト1ハロンはこの日最も速かった。鞍上は引き続き北村友一騎手が務めるが、持ち前のスピードを活かす競馬をしたいところだろう。
G1馬3頭以外で注目したいのはベストアクター(セ7歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。
2019年10月から自己条件(2勝クラス~3勝クラス)を連勝。そして重賞初挑戦で昨年の阪急杯を制し、3連勝を飾った。しかし、その後は脚部不安で休養に入り、1年ぶりの競馬で連覇を狙う。“3強”に食い込むなら「1400m巧者」のこの馬か。
他には、ダノンザキッドの半兄で、前走のニューイヤーS(L)を14番人気で優勝したミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。2歳時にホープフルS(G1)2着の実績があるジャンダルム(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)。前走の東京新聞杯(G3)5着のトライン(牡6歳、栗東・浜田多実雄厩舎)などが出走を予定している。
春の短距離路線の主役に名乗りを上げるのは、どの馬になるのか。発走は28日の15時35分を予定している。