JRA武豊「18年ぶり」究極の選択!? 大器ディープモンスターVS堅実ヨーホーレイクの争奪戦は「アノ名脇役」たちに瓜二つ
「結果的にリンカーンが皐月賞(G1)をパスしたこともあって、武豊騎手はサイレントディールに騎乗して春のクラシックへ挑みました。ですが、結果は6着と4着とあと一歩足らず。一方のリンカーンは、予定していた青葉賞(G2)の前にノド鳴りを発症して回避。ぶっつけ本番で日本ダービー(G1)に出走しましたが、8着に敗れています。
ただ、この2頭は後にG1で2着になる実力馬。当時の武豊騎手を悩ませるほどの素質を秘めていたといえるでしょう」(競馬記者)
記者が話す通り、サイレントディールは後にダートへ転向し、翌年のフェブラリーS(G1)で当時のダート王アドマイヤドンに半馬身差まで迫っている。
また、リンカーンに至ってはG1・2着が3度もある名馬に成長した。ザッツザプレンティに敗れた菊花賞(G1)はともかく、9馬身ちぎられたシンボリクリスエスの有馬記念(G1)、世界レコードで駆け抜けられたディープインパクトの天皇賞・春(G1)の2着は、まさに歴史的パフォーマンスの最大の”被害者”といえるだろう。
果たして、武豊騎手はディープモンスターとヨーホーレイクのどちらをクラシックのパートナーに選ぶのか、それともさらなる大物がレジェンドの前に登場するのか――。
今週から開幕する春競馬。クラシックの足音が徐々に近づきつつある。