JRA四位洋文調教師デビュー戦は「まさか」の結末!? 福永祐一「渾身の騎乗」気合で起こした奇跡の盛り返し!
引き揚げてきた福永騎手は「まさかの4着」と苦笑い。喜べない微妙な着順は、まさかの“四位”だった。
とはいえ3コーナーの手応えからは、惨敗も覚悟したに違いない。四位調教師も「朝から祐一くんにビッシリ追ってもらって……。もう少し走るようにつくらないと駄目ですね」と自責の念を口にした。
福永騎手は「四位さんの初陣で、いつもより気合が入った。一緒にスタートを切れたのが、なによりもうれしい」とコメント。1年前まで騎手として鎬を削った四位調教師の門出に渾身の騎乗で応えた。
昨年の四位調教師は、技術調教師として美浦へ出向き藤沢和雄調教師のもとで修業。夏の北海道では、所属する千田厩舎でも多くの経験を積んだ。
「すごくいい経験をさせてもらいました。藤沢調教師からは、いろいろなエッセンスを盗めたと思います」
そう話した四位調教師。もちろん、目指すのは藤沢厩舎のようなリーディング常連厩舎だ。
「頑張るしかない。一流の厩舎にならないとね」と自らに喝を入れた元・一流騎手。ジョッキーとしてはウオッカでの日本ダービー(G1)制覇など、これまで数々の偉業を成し遂げてきた。
騎手としての手腕は、どのような形で調教師・四位洋文に昇華されるのか――。今後の活躍を見守りたい。