「犯罪ではない」大物騎手の発言がプチ炎上!? 「厳重に注意」武豊も謝罪したJRA給付金不正受給問題に関係者の公表はあるのか
なかでも反響が大きかったのは「犯罪ではない」という言葉だ。池添騎手の「モラルにかけている、同業として恥ずかしく申し訳ない」といった表現からも、許されない行為という認識は十分に伝わる内容。どちらかといえば言葉のアヤかもしれなかっただけに、プチ炎上したのは不本意だっただろう。
ただ、これと同じく該当者の実名については、『日刊スポーツ』の取材で吉田常務理事が「個人情報、プライバシーに関わることですので、現時点で実名公表は考えておりません」と回答しており、公表される可能性は極めて低いと思われる。
事情や経緯はどうであれ、コロナ禍の影響で事業が成り立たなくなった経営者への救済策の一環ともいえるのが持続化給付金である。中央競馬に関しては幸いなことに、ここまで一度も中止に追い込まれることなく開催を続けられているが、関係者の努力の賜物といっても過言ではない。
コロナ禍による死活問題どころか、巣ごもり効果もあってネットでの馬券販売も好調で9年連続の前年超えとなったJRA。
それだけに、関係者から詐欺と受け取られかねない、悪質な行為が発覚してしまったことは非常に残念な話である。