JRAフィリーズレビュー(G2)ヨカヨカら阪神JF組の「甘~い罠」複勝回収率「277%」は信頼に足らない!? 別路線馬に「◎」実質最強馬とは
「○」は15番エイシンヒテン。
エイシンヒテンは、阪神JFで11着と大きく敗れた馬だ。とはいえ、5着ヨカヨカとのタイム差は0.5秒。最内を逃げたヨカヨカと、3番手で外々を立ち回った差を考えれば逆転も可能ではないか。
ヨカヨカが阪神JFから直行であること対して、こちらは阪神JF後にクイーンC(G3)を叩いている。本番では不要かもしれないが、ここでは叩いた上積みも期待できそうだ。
「▲」は11番ララクリスティーヌ。
ララクリスティーヌは新馬戦を快勝後、前走の紅梅S(L)で2着と健闘している。これまでに走った2走で、ともに破っているルチェカリーナは、3戦目の未勝利戦を制し、5戦目のこぶし賞(1勝クラス)でも優勝。既に2勝を挙げていることからも、メンバーが弱かったということはなさそうだ。
こぶし賞で負かしたシティレインボーは、1戦前のこうやまき賞でチューリップ賞3着のストゥーティに先着。これらの力関係からも、ここでの好走があっても驚けないだろう。
「△」には1番ゴールドチャリス、8番ヨカヨカ、18番スティクスの3頭をピックアップする。
1番ゴールドチャリスは前走の中京2歳S(OP)で2勝目。フェニックス賞(OP)ではヨカヨカと0.2秒差のレースをしており、極端な枠も魅力。内枠が有利に働くなら好走できる下地はある。
8番ヨカヨカの本気度はともかく、実績からは一番安定して走りそうな馬ではある。今回はトライアルの意味合いが強いと見て評価を落としたが、まともなら勝ち負けまであるだろう。
18番スティクスは前走が小倉1200mの未勝利戦を逃げ切りと、距離的には怪しい部分もある。ただ、2着馬に0.6秒をつける圧勝はまだ余力も感じられた。未知の能力からも一先ず押さえておく。