【徹底考察】有馬記念(G1)ゴールドアクター「マツリダゴッホ以来の中山非根幹専用機!グランプリ連覇には「人馬の絆」が必要不可欠!?」
先週の中山10レースで右胸鎖関節を捻挫し、一時は出走が危ぶまれた吉田隼人騎手だが、ケガの程度はさほど大きくなかったようで、本番には無事騎乗できるようである。気性面に問題のある馬は、クセを知らない他の騎手に乗り替わると力を発揮しづらいため、鞍上変更に至らなかったことは不幸中の幸いだ。
3歳の夏以来、2年以上もの間同馬の鞍上を務める吉田隼人。外国人騎手の短期免許による来日が増えた昨今、これほど長くタッグを組み続けられる関係は滅多にない。馬券の的中はもちろん大事だが、それを差し置いたとしても、この2人にはなぜだか応援したくなる魅力を感じる。近年まれに見る名コンビがどのようなレースを繰り広げるのか、心して見守りたい。
(監修=永谷 研(美浦担当))