JRA【ダービー卿CT(G3)展望】中山マイル重賞2勝スマイルカナ&柴田大知、亡き岡田総帥「弔いV」へ出陣! ルフトシュトローム&東京新聞杯組も有力

 3連勝で東京新聞杯を制した上がり馬のカラテ(牡5歳、栗東・高橋祥泰厩舎)は、4戦3勝と好相性を誇る菅原明良騎手とのコンビで重賞連勝を狙う。

 鞍上の菅原騎手だけでなく、父トゥザグローリーにも重賞初制覇をプレゼントしたカラテ。振り返ると、デビュー戦は14頭立ての13着、その後はダート・芝で惨敗を繰り返していた。3歳2月に初勝利を飾ったが、4歳4月時点の成績は「1-0-0-16」で、1勝クラスの壁にぶち当たっていた。ところが6月に菅原騎手と初コンビを組むと、その後は「4-0-0-2」と生まれ変わったように勝利を重ねた。

 中山マイルは2戦2勝。東京からのコース替わりはむしろプラスになるかもしれない。

 そのカラテと東京新聞杯でアタマ差の接戦を演じたのがカテドラル(牡5歳、栗東・池添学厩舎)だ。

 その前走は、直線でいったん抜け出したが、内から伸びたカラテに差し返され、重賞初Vを惜しくも逃した。中山経験は、3歳1月の京成杯(G3)11着の1度だけだ。

 3歳時には、NHKマイルCでグランアレグリアに先着するなど、その将来が嘱望されたが、ようやく本格化を果たすか。

 テルツェット(牝4歳、美浦・和田正一郎厩舎)は、叔父にリアルスティール、叔母にラヴズオンリーユーがいる良血馬。昨夏から間隔を空けながら大事に使われ、3連勝中。通算成績は5戦4勝とまだ底を見せていない。

 このほかには、昨年13番人気で2着に激走したボンセルヴィーソ(牡7歳、栗東・池添学厩舎)、皐月賞(G1)4着の実績が光る中山巧者のウインカーネリアン(牡4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)などが出走を予定している。

 春のマイルG1を見据え、勝ち名乗りを上げるのは果たしてどの馬になるのか。発走は4月3日15時45分を予定している。

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