JRA 若手騎手たちの「騎乗停止」が止まらない!? 新人騎手にも手痛い洗礼、最も悪目立ちしてしまったのは噂の彼女
秋山稔騎手が制裁を受けた第7レースでは、内側に斜行した加害馬に騎乗していた古川奈騎手。1着入線となったが、同時に戒告も受けている。ビデオを見ればわかるが、最後の直線だけでなく、向こう正面でも馬を真っ直ぐ走らせることに戸惑い、周囲の騎手を困惑させている様子がわかる。
また、8レースで山田騎手が接触した被害馬に騎乗していたのも古川奈騎手だ。ビデオを見ると、最終4コーナーを回った山田騎手の馬の後ろでフラフラしていた古川奈騎手の馬の前脚が触れた様子。もちろん内側に切れ込んだ山田騎手も不注意だが、スパートをかけたかった古川奈騎手も、上手くムチを打つ余裕がなく、チグハグな騎乗だったようにも見える。
3月を終えてルーキー最多の4勝を挙げた古川奈騎手。もちろん立派な成績であり、称賛に値する記録だが、やはり新人騎手だけに、技術不足は否めない。
勝利した4勝は、1番人気が2頭、3・5番人気が1頭ずつと、馬質が高いことも理由に挙げられるだろう。しかし、その馬のポテンシャルを引き出すことも、相応の技術が必要だ。プレッシャーもあるなかで、経験が浅い今の時期から人気馬や実力馬に跨ることは大変な「試練」でもある。
いずれにせよ、今回紹介したジョッキーたちに大きなケガがなかったことがなにより。落馬負傷の憂き目にあわないように、トップジョッキーも若手騎手も「安全第一」の騎乗が大事になりそうだ。