JRA 大阪杯(G1)グランアレグリア、サリオスに「1着」なし!? 実質コントレイル「1強」三つ巴も2頭に迫る不吉なデータ
4日、阪神競馬場で行われる大阪杯(G1)は、三冠馬コントレイル、春秋マイル女王グランアレグリアに加え、皐月賞(G1)でコントレイルに半馬身差と迫った世代No.2のサリオスと3強ムードの様相を呈している。
5戦無敗のレイパパレも出走を予定しているが、前走のチャレンジC(G3)で重賞初制覇。負けなしとはいえ、対戦してきた馬のメンバーレベルに疑問符が付き、2日時点での『netkeiba.com』の予想オッズは15.4倍と、上位3頭からは大きく離された4番人気となっているようだ。
まず、3強の中でも注目なのはコントレイルだろう。
昨年の牡馬クラシック三冠制覇を7戦無敗で達成。ジャパンC(G1)で当時の現役最強馬アーモンドアイに敗れはしたが、並みいる強豪を抑えての2着は称賛に値する。
大阪杯が今年の始動戦となるが、陣営が「いい形で出走させることが出来ると思います」と話すように調整は順調そのもの。これまでの実績からも、予想オッズの単勝1.6倍という支持も頷けるところだ。
予想オッズで単勝2.3倍という、グランアレグリアも負けてはいない。
ジャパンCでコントレイルを負かしたアーモンドアイに、昨年の安田記念(G1)で2馬身半差をつける快勝。唯一、昨年の最強女王に土をつけたのがグランアレグリアであった。
対アーモンドアイという意味では、コントレイル以上といえる実績。初の2000mも、C.ルメール騎手は「内回りコースでスピードが必要になるので合うと思います」と自信を見せており、あっさりクリアしてしまう可能性も十分だろう。
そこから少し離され単勝予想オッズ6.1倍がサリオス。大阪杯と同じ2000mの皐月賞では、コントレイルと半馬身差の決着。3着ガロアクリークには3馬身半差をつけたように、能力が高いのは間違いない。
対コントレイルで2敗と後塵を拝しているだけに人気では劣るが、能力自体は遜色ないと考えてもいいのではないだろうか。