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≪結論≫
前走のチャンピオンズCは「サウンドトゥルーが変わった」というよりは「レースの流れが向いた」というのが正確な勝因だろう。
特に1000mを通過してからレースの流れが激しく動いたことは、後方で脚を溜めていた本馬にとっては非常に大きなプラス要素であり、あまりにも鮮やかな後方一気が決まった要因といえる。
では、JRA勢の大半が「前走チャンピオンズC組」で構成されている今回の東京大賞典でも、同様の流れが期待できるのかと問われると、その可能性は低いと述べざるを得ない。
チャンピオンズCで激流の先団を形成していたモンドクラッセ、アスカノロマン、コパノリッキー、ブライトラインといった面々の中で東京大賞典に出走するのはコパノリッキーのみ。ホッコータルマエも引退し、とても速い流れになるとは思えない。
だが、ダート界の屈指の切れ者といったイメージのあるサウンドトゥルーだが、意外に自在性は高い。実際に昨年の東京大賞典では中団から早めに進出し、5番手で最後の直線を迎える積極的な競馬を披露している。1000mの通過が61.3秒と決して速い流れではなかったが、その分位置取りを上げてしっかりと差し切っている。
ただ、この競馬には「限界」も見えている。昨年の東京大賞典の快勝以降、かしわ記念、帝王賞、日本テレビ盃、JBCクラシックの4戦で似たような競馬を試みたが、いずれも惨敗。2着にさえ来ることができず、これまでずっと1位だった上がり最速の座も他のライバルに譲っている。
その一方で、鮮やかに勝ち切った昨年の東京大賞典と、年明けの川崎記念(2着)では早めに動いた競馬でも、しっかりと上がり最速をマークし結果を残している。何が異なるのかは一目瞭然で、この2戦、そして前走のチャンピオンズCはいずれも「良馬場」で行なわれていることだ。
言い換えれば雨の影響でダートの脚捌きが良くなると、サウンドトゥルーの末脚は本来の威力が削がれるということだ。
 幸い、東京大賞典当日に降雨の予報はない。ただ、27日は全国的に雨模様となっており、これが冬の馬場にどう影響するか。もしも雨が残っているようなら割引は必要だろう。再び先行馬有利の地方競馬の戦いに戻るので、前走のような思い切った位置取りにはならないだろうが、その分詰めの甘さを露呈して「3着」の”定位置”に戻ってもおかしくはない。
(監修=永谷研/美浦担当)
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