JRA スペシャルウィーク&エルコンドルパサーVSアグネスタキオン&クロフネ!? 「最強世代」を懸けた98年世代と01年世代「8番勝負」の行方は
◆5R 中山・芝2000m
98年世代エルコンドルパサーVSアグネスタキオン01年世代
皐月賞と同じ中山2000mであれば、本来なら98年世代からは皐月賞馬のセイウンスカイが選ばれるべきだが、彼には菊花賞と同じ京都3000mに回ってもらった。
メンバー的な理由もあるが、それ以上に相手のアグネスタキオンにこの舞台で太刀打ちできるのは、超ハイレベルな98年世代でも「最強」といわれるエルコンドルパサーを置いて他にいないと考えたからだ。実際に本馬が中山2000mに出走したことはないが、日欧舞台を選ばないオールラウンダーぶりに懸けた。
◆6R 阪神・芝2200m
98年世代グラスワンダーVSダンツフレーム01年世代
有馬記念の中山2500mではなく、あえて宝塚記念の舞台を設定したのは、やはりダンツフレームを慮ってのこと。正直、これでも苦戦が予想されるが、中山2500mになるといよいよ一方的になってしまう。だが、それでもグランプリ3連覇を誇るグラスワンダーの牙城は揺るがないだろう。
◆7R 東京・芝2400m
98年世代スペシャルウィークVSジャングルポケット01年世代
日本競馬の頂点を決めるこの舞台に登場するのは、両世代のダービー馬だ。それも両馬ともジャパンCまで勝利しているスペシャリスト。極めてハイレベルな戦いが予想されることは言うまでもないだろう。負けたくないのは、ここで無敗のジャングルポケットの方か。
◆8R 京都・芝3000m
98年世代セイウンスカイVSマンハッタンカフェ01年世代
最後も菊花賞馬同士の激突となる。当時の世界レコードで駆け抜けたセイウンスカイのスピードは驚異だが、天皇賞・春も勝ったマンハッタンカフェにはスタミナ面の優位性がある。ちなみに後者が勝った菊花賞は、ゴール前まで逃げ粘ったマイネルデスポットを捉えての戴冠だった。果たして、今回は……。
(文=銀シャリ松岡)
<著者プロフィール>
天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。