JRA天皇賞・春(G1)ワールドプレミアを凌ぐ「フィエールマン世代」の刺客!? 昨秋「まったく走っていない」隠れた大穴「◎」とは
なお、人気しそうなところでは、5番ディアスティマ、14番ウインマリリン、17番オーソリティを「消し」とした。
ディアスティマは、勢いだけなら1番ともいえる存在。陣営は「条件戦とはいえ、同じ舞台で圧勝したので期待は持っています」と色気を持つが、2着に3馬身差をつけたとはいえ3勝クラスのレースであった。いきなりのG1はさすがに荷が重いと見る。
また、ウインマリリンは前走の日経賞を勝利しているが、そこから距離が700m延長。内の前が残る競馬を最内2列目から押し切った内容は恵まれた感が強い。
オーソリティは陣営が「前走でも川田騎手が『見た目以上に抑えるのに苦労しました』と言っていましたからね……。前に壁を作ることが難しい大外枠は、正直言って不安です」と落胆。アルゼンチン共和国杯(G2)を勝利しているとはいえ、ユーキャンスマイルが調子を落としていた昨年秋だったことからも魅力に欠けるとみてバッサリ切った。
以上を踏まえ、印は以下の通り。
◎7番ユーキャンスマイル
○1番ワールドプレミア
▲2番アリストテレス
△3番カレンブーケドール
△12番ディープボンド
馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。
三連複 フォーメーション
◎-○▲-○▲△△ 5点
ワイド 流し
◎-○▲ 2点
今回はユーキャンスマイル以外が比較的人気となりそうなことから、絞った馬券で勝負する。能力的に穴で推奨できるような馬が他に見当たらない。
あとは良馬場で開催され、先行争いが激化することを祈るのみだ。
(文=宍戸ハレ)
<著者プロフィール>
競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。