JRA 武豊「気持ちよかった」女傑ウオッカと決めた“東京専用機”の独走劇! ヴィクトリアマイル(G1)アーモンドアイを凌ぐ7馬身差の伝説

 フルゲート18頭立てとなったマイル戦。ショウナンラノビアの逃げをブーケフレグランス、ヤマニンメルベイユ、ブラボーデイジーが追い掛ける展開。激しい先行争いに見えて前半3Fは34秒7のスローペースだった。

 これらのすぐ後ろ5番手につけていたウオッカは終始楽な手応えで追走。最後の直線に入り、激しく手綱の動くライバルを尻目に、鞍上の武豊騎手はどこから抜け出そうかという余裕の脚色。ウオッカは残り400m過ぎに先頭に立つと、後は後続を突き放すだけの独走劇となった。

 断然人気を集めた単勝1.7倍のオッズさえ、高過ぎると感じさせる強さを見せたのである。

 そのあまりの強さに武豊騎手が「今日はウオッカらしい競馬をしてくれましたね。気持ちよかったですよ」と満面の笑みで振り返ったのも無理はない。

 昨年は熱発で回避したグランアレグリアが出走を予定している今年のヴィクトリアマイル。安田記念(G1)でアーモンドアイ相手に2馬身半差で圧勝した実績があるだけに、もしかしたらウオッカのような独走劇を再現することもあるかもしれない。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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