「グランアレグリアは新垣結衣なんだ」お騒がせ騎手の“ポエム”予想が大反響!? 武豊、C.ルメール“イジり”も容赦なし…… 元祖天才騎手の慧眼が話題独占

グランアレグリア 撮影:Ruriko.I

 16日、東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1)は、グランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が4馬身差で圧勝。見事、単勝1.3倍の断然人気に応えた。

 多くの予想家がこの現役最強牝馬に「◎」評価を与えていたが、あの人物もまたグランアレグリアを高く評価していた。

『ウマ娘』でも話題のトウカイテイオーやマヤノトップガンの鞍上として知られる元騎手の田原成貴氏だ。調教師時代に数々のトラブルを起こし、競馬界から姿を消した元祖天才騎手は、長らく表舞台から遠ざかっていた。そんな田原氏だが、昨年12月に突如、『東京スポーツ』の独占インタビューに応じ、大きな話題を集めた。

 その後、有馬記念(G1)を特集した同紙1面では“どアップ”の顔写真付きで予想を披露。その後も1面でたびたび予想記事を執筆し、その独特の語り口調が注目を浴びている。

 たとえば、サトノレイナスに「◎」を打った桜花賞(G1)では、「踊れ!ルメール アル・パチーノのように…」と鞍上のC.ルメール騎手に、続く皐月賞(G1)では、自身が出したCDジャケットの写真とともに「大音量で響かせろ!横山武史 フォーリアと共に」と、エフフォーリアに騎乗した横山武騎手にそれぞれエールを送った。

 天皇賞・春(G1)では、「ルメールに緊急事態宣言」を発令し、アリストテレスを消し。田原氏の予想通り、同馬は馬券圏外に沈み、反響を呼んだ。極めつけは、NHKマイルC(G1)でのフレーズだ。

「武豊讃歌を聴け」と題し、「馬への接し方こそユタカの魅力 実に柔らかく、ソフトに… 相手が女性なら気付いた時にはベッドの中だろう」とポエム調で綴ってみせた。

 そして先週のヴィクトリアマイルでは、「グランアレグリアは新垣結衣なんだ!」と本命馬を人気女優に例えるなど、とにかくその感性はまさに現役時代の騎乗を彷彿とさせる。

「田原氏の独特の言い回しには、一部で『意味不明すぎる』という声も上がっていますが、大多数はその文才を称える意見が占めています。東京スポーツといえば、4月に『週刊文春』によって経営危機が報じられました。これがもし、報道通りなら騎手時代にトウカイテイオーを奇跡の復活に導いたように、“田原効果”の売上爆増で救世主になるなんてこともあるかもしれませんね」(競馬記者)

 コロナ禍も相まって紙媒体は苦境に陥る一方。独特のポエム風の口調で注目を集める田原氏の記事。まだご存じでない方は一読してみてはいかがだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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