『愛知杯(G3)』過去400万馬券も! 混戦必至な牝馬限定ハンデ戦の攻略にあたり押さえておくべき「キーマン」を公開!
昨年は8番人気バウンスシャッセが勝利し3連単「34万5200円」の大万馬券。2013年には「400万馬券」も飛び出している『愛知杯(G3)』。混戦必至の牝馬限定ハンデ重賞が、今年も中京開幕週に開催される。
そんな『愛知杯(G3)』を攻略するにあたり、無視することのできない「キーマン」に迫ってみたい。
まず注目したいのはマキシマムドパリ(牝5歳、栗東・松元茂樹厩舎)。クラスは準OPではあるが、昨年も本レースへ挑戦し0.3秒差の4着と好走。過去には秋華賞(G1)・フローラS(G2)で共に3着と実績は十分だ。
最大の魅力は、18戦して14回馬券圏内を確保(4勝を含む)している抜群の安定感。掲示板を外したのもオークス(G1)とエリザベス女王杯(G1)の2回のみと、大崩れしない走りは高く評価できる。
日経新春杯(G2)との両睨みではあるが、出走すれば当然の主役候補といえるだろう。実績のある2000m、ハンデも去年と同じ53㎏と好走する条件は整った。以前より陣営が大きな期待を寄せる素質馬が、重賞初制覇を果たせるかに注目だ。
去年の覇者バウンスシャッセと同じゼンノロブロイ産駒シャルール(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)も有力な1頭。強豪相手のG1・G2で続けて二桁着順と惨敗しているが、7月のクイーンS(G3)や4月の福島牝馬S(G3)では2着入選を果たしているようにG3の舞台であれば力上位なのは明らかだ。
トップハンデを背負うことになるが、2000mは3戦してすべて馬券圏内を確保している得意な距離。中京も3歳時に2馬身以上の差をつける圧勝劇を演じた舞台と条件面に不安は感じられない。相手関係が楽になる今回は、上位争い必至といえるだろう。
昨年暮れに帰厩しココを目標に調整と準備は万全。日刊スポーツの取材で管理する松永 幹夫師も「ハンデ55キロはこんなものだし仕方ない。道悪でも中京でも勝っているので」と自信を覗かせる。