JRA平安S(G3)「◎」アメリカンシードは“ピンかパー”!? 逆転候補は「1900m巧者」の堅実派!【八木遊のフォーメーション馬券予想】

「△」は国内では15戦すべて4着以上と堅実な9番マスターフェンサー(牡5歳、栗東・角田晃一厩舎)だ。

 初めて背負う斤量58kgが懸念されるが、心配は無用。これまで国内レースで前走から斤量が増えていた時の成績は、5戦5勝。むしろ酷量でこそ走るタイプなのかもしれない。また、ジャスタウェイ産駒はこのコース、「5-3-1-12」と得意にしている。

「×」は少し多いが、3頭名前を挙げたい。

 先行力が持ち味の1番ヴェルテックス(牡4歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)は、これまで4角4番手以内の時は「4-7-1-0」と安定。好枠からの粘り込みがあってもおかしくないだろう。

 10番ドスハーツ(牡4歳、栗東・松永昌博厩舎)は、重賞初挑戦のルーキー小沢大仁騎手とのコンビで昇級初戦を迎える。前走の勝ちタイム1分57秒3は同コース歴代3位で、速い時計の決着になれば面白い存在だ。

 最後に押さえるのは、5番オーヴェルニュ(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)。460kg台の馬体に初斤量となる58kgが課題も、調教の動きは抜群。2走前の東海S(G2)完勝の実績から消すことはできなかった。

 一方で上位人気が予想されるマルシュロレーヌは、「消し」とした。「久々の中央場所で牡馬の一線級が相手。コース形態も課題かな」と陣営から弱気のコメントも出ている。

 買い目はいつも通りのフォーメーション馬券。アメリカンシードは、ピンかパーとみて、3連単の1着固定で、2~3着は買わない。対抗ロードブレスは1~3着の馬券を買っておきたい。○▲△を2着付けとし、アメリカンシード以外の6頭を3着付けで、合計23点。あとは〇▲のワイド1点を押さえる。

・3連単フォーメーション 23点
◎○→○▲△→○▲△×
・ワイド 1点
○▲

<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中

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