元JRA藤田伸二「暴露しまくってやるよ」激怒の宣戦布告!? 「なんぼでも立ち向かってやるよ」と怒り心頭、競馬界のご意見番が“ブチ切れ”の理由とは

 近い将来、JRAと全面対決となる可能性すらあるかもしれない。

 14日、療養中の松岡正海騎手の近況について、復帰までにまだ時間が掛かりそうだという連絡が入ったと、ファンに知らせてくれていた元JRA騎手の藤田伸二氏。

 同氏は元騎手という人脈もあることから、レースの予想や一般メディアで報じられないような話も発信してくれる存在だ。騎手を引退した今でも、藤田氏を慕う後輩騎手は多い。競馬界のご意見番として、そのツイートを楽しみにしているファンが多いことでも知られている。

 しかし、藤田氏が15日夜にTwitterでつぶやいた内容に、驚きを隠せないファンも多かったのではないだろうか。

 藤田氏は「コロナ禍の中、競馬関係者も自粛を余儀なくされているようだ」と現在の取材規制に触れた後、「ある後輩から俺のTwitterやYouTubeには関わるな!と競馬会から圧力がかかってるらしい…」とツイート。

 続けて「俺が競馬会から嫌われるのは何てことないが人との繋がりまで絶たれる事は人権暴力だろう!ムカつくわ!改めて競馬村を辞めて良かったよ」と怒りを爆発させたのである。

 藤田氏の怒りは収まらなかったようで「頭に来すぎて今後、YouTube、Twitterなどなど、今まで言えなかった事など暴露しまくってやるよ!何と言ってもワシは嘘つかん!なんぼでも立ち向かってやるよ!」と宣戦布告にも受け取れる言葉が続き、「そりぁ後輩達からあまり連絡も来ないはずや!」と感情を露わにした(「」の部分は原文ママ)。

 藤田氏のツイート内容によると競馬会とはおそらくJRAのことだと考えられる。

 おそらく、この騒動に関係がありそうなのは、JRAが公式に発表していない情報について、藤田氏がSNSやYouTubeで自身の見解や想いを公開していることだろう。

 藤懸貴志騎手への「粗暴な行為」で騎乗停止となった岩田康誠騎手に対する歯に衣着せぬ発言や先輩騎手にあたる田原成貴氏とのやりとりを警戒したJRAが、現役騎手の藤田氏と距離を置くように指示があったのかもしれない。

「関係者が言い難いことをズバッと言ってくれる藤田氏ですが、ファンにとっては頼もしい存在でも、JRAからは煙たがられていた可能性が高いですね。“臭い物に蓋をする”ような感じで箝口令が敷かれた感じでしょう」(競馬誌ライター)

 ただ、これに黙っていられないのが漢・藤田だ。「今まで言えなかった事など暴露しまくってやるよ!」とブチ切れたように、このまま大人しく引き下がるとは思えない。

 むしろ、これをきっかけに競馬関係者を巻き込んだ全面戦争にも突入しかねない雰囲気さえある今回の一件。怒りに燃える藤田氏の動向を今後も見守りたい。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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