JRA 新種牡馬「絶好調」セレクトセールでも人気確実!? 福永祐一「絶賛」シルバーステートほか早くも3勝目を挙げた2歳産駒とは
ドレフォンは現役時にアメリカのダートG1を3勝しており、距離も6ハロン(約1200m)から7ハロン(約1400m)と短距離指向。しかし、芝1800mのレースでジオグリフが1馬身半差をつけてデビュー戦を飾っている。
この勝利に、騎乗したC.ルメール騎手は「スタートが良くて道中も真面目に走ったようにセンスがいい。追ってからの反応は少し遅かったけど、坂を上ってからはいい瞬発力だった」とコメント。2着となったアサヒに騎乗した石橋脩騎手も「この上がりだから普通なら勝っていてもおかしくないんだけどね。今日は勝った馬が強かった」と勝ち馬を称賛した。
このレースで、2歳リーディングサイアートップに並ぶ3勝目を挙げたドレフォン産駒。こちらはダート1200mで1勝、芝1400mで1勝、芝1800mで1勝とマルチな活躍を見せており、本質的にはダートの短距離指向でも様々な舞台での活躍が期待できるかもしれない。
ドレフォン産駒はこの日、札幌競馬場で行われた芝1200mの新馬戦にも2頭出走したが、5番人気、7番人気と低評価ながら2着、3着と健闘。再来週の7月12日、13日には苫小牧のノーザンホースパークでセレクトセールが開催されるが、こちらにも多くの産駒が上場を予定しており注目が集まるだろう。
2歳リーディングサイアートップタイの3勝を挙げている、シルバーステートとドレフォン。現在、ロードカナロアも含めた3頭が勝利数で並んでおり、今後も熱い戦いが繰り広げられそうだ。(文=北野なるはや)
<著者プロフィール>
某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。