武豊騎手とコンビを組むダンスディレクターの連覇なるか!高松宮記念(G1)の前哨戦シルクロードS(G3)でスプリント戦線が開幕!
29日には、京都競馬場で第22回シルクロードS(G3)が開催される。
本番となる高松宮記念(G1)まで2カ月ほど残っているが、昨年の高松宮記念を制したのは、ここをステップにしたビッグアーサー。それだけに、今年も本番を意識できるだけの好メンバーが揃った。
その中でも中心視されているのが、連覇の懸かるダンスディレクター(牡7歳、栗東・笹田和秀厩舎)だ。
昨年は1枠1番の利を活かして内々を器用に立ち回り、ここで重賞初制覇を飾った相性の良いレース。後に高松宮記念を勝つことになるビッグアーサーを完封し、短距離戦線の主役の一頭に躍り出た舞台でもある。
しかし、その後は後方から直線に懸けるも不発という競馬が続く。特にG1初挑戦となった昨秋のスプリンターズSでは、まったく見せ場を作れずに15着に大敗。続くスワンS(G2)でも4着と、末脚を活かす競馬に限界を感じつつあった。
そんなダンスディレクターを”モデルチェンジ”させたのが、前走の阪神カップ(G2)から乗り替わった武豊騎手だった。
スタートから出していき果敢に先行すると、着順こそ4着と変わらなかったが、勝ち馬から0.1秒差の接戦に加わっている。そもそも昨年のシルクロードSも好位から競馬をしており、年齢を重ねた今のこの馬にとっては先行策の方があっているのかもしれない。