武豊騎手とコンビを組むダンスディレクターの連覇なるか!高松宮記念(G1)の前哨戦シルクロードS(G3)でスプリント戦線が開幕!
元々使い減りしてしまうタイプで、馬体重が安定する休み明けの方が良いタイプ。昨夏のキーンランドCでも減った馬体を戻した+20kgという数字ながらレースを快勝している。そういった意味では高松宮記念よりも、ここで狙いたい一頭といえるだろう。
シルクロードSと同舞台で関連性の強い淀短距離S(OP)の出走メンバーが今年も大挙しそうだが期待できるのは、やはり勝ったセイウンコウセイ(牡4歳、美浦・上原博之厩舎)だ。
芝、ダート、中距離にマイルと適性を模索するために様々な条件で使われた為、未勝利を脱するまでに7戦を要したが、その後は6戦して4勝2着1回という快進撃で重賞挑戦まで駆け上がってきた。
唯一大敗した白秋S(1600万下)は休み明けで+16kgと敗因は明らか。逃げて良し、番手でも良しという競馬で、特にスピードにモノを言わせたまま押し切った前走の淀短距離Sの内容は圧巻だ。初のオープン挑戦ながら、2着馬に1馬身1/4の差をつけた内容は、ここで通用してもおかしくない。
他にもその淀短距離Sで2着だったセカンドテーブル、3着のラインスピリット、4着のアットウィルなど上位陣が軒並みスタンバイ。フミノムーンやローレルベローチェといったところも巻き返しに顔をのぞかせており、面白いメンバー構成となった。
果たして、ここでも明け4歳勢がその勢いを見せつけるのか、それとも武豊騎手とダンスディレクターのコンビがその挑戦を跳ね返すのか。高松宮記念に向け注目の前哨戦シルクロードSは、29日の15時35分に発走予定だ。