JRA三連単「194万円」の大波乱!「近3走サッパリ」の14番人気馬が立役者となったプロキオンS(G3)、G1通算7勝のアノ名馬が波乱の後押し!?
「和田竜騎手は、今月4日の小倉6Rで外側に斜行。これによって17日から25日まで9日間の騎乗停止処分を受けました。つまり、11日が処分前の最終日。本意ではないとしても、2週間の“夏休み”にはいい形で入りたかったという部分はあったと思います」(競馬誌ライター)
そして、その和田竜騎手を後押しした存在も……。それがトップウイナーの母父テイエムオペラオーだ。通算26戦14勝、G1を実に7勝をした平成の名馬である。
そんな名馬に引退するまでの全26戦で跨ったのが和田竜騎手だった。テイエムオペラオーの引退式で「オペラオーにはたくさんの物を貰ったが、あの馬には何も返せなかった。これからは一流の騎手になって、オペラオーに認められるようになりたい」と話したのは有名すぎるエピソード。
注目すべきは、そのテイエムオペラオーを母の父に持つ馬と和田竜騎手の相性の良さだ。プロキオンSを終えての通算成績は「3-9-3-20」で、回収率は単複ともに150%を超えている。高配当にありつくためにも、このデータはぜひ備忘録に残しておきたい。
プロキオンSで様々な“後押し”を受けたトップウイナー。その激走は必然だったのだろう。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。