藤田菜七子騎手も参戦予定!! 「ヤングジョッキーズシリーズ」で新世代の”スター騎手”は誕生するのか!?

藤田菜七子騎手(Nadaraikon(Wikipedia内)より)

 JRAが、「ヤングジョッキーズシリーズ」の日程を発表した。

 この「ヤングジョッキーズシリーズ」は、地方および中央所属の若手騎手が出場対象とされている。まず、4月から11月まで、高知、笠松、川崎、名古屋、佐賀、門別、盛岡、金沢、船橋、園田、浦和の地方競馬11場で各1~2レース「トライアルラウンド」が実施され、その成績上位者が「ファイナルラウンド」へと進出。レースにはそれぞれに中央と地方の若手騎手5~6名が出場する予定だ。そして成績優秀者(地方・7人、中央7人)は、大井競馬場で12月27日、また中央では12月28日に行われるファイナルシリーズに出場する。

「ヤングジョッキーズシリーズ」は若手騎手の騎乗機会を増やし、育成していくことを目的としている。この開催の背景は、地方競馬出身騎手や海外騎手が通年免許や短期免許を取得できるようになり、若手騎手の騎乗機会が年々減少しているという事情もあるようだ。昨年デビューした藤田菜七子騎手も参戦予定だという。

「以前から若手騎手には乗鞍が少なすぎるとはさまざまな識者が指摘していた点ではあります。これが開催されることで若手に注目が集まり、騎乗機会が増えることになれば、新しいスターが誕生して競馬人気の上昇の後押しになるのではないでしょうか。

 やはり注目するのは藤田騎手の成績ですよね。本人は『マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ』のレース後、インタビューで今年の新人騎手がデビューすることに触れ、『もっと頑張らないといけないです。トレーナーもつけて、体をさらに鍛えます』と意欲をみせています。昨年は6勝に終わっていますが、これを上回る成績を収め、年末の中山競馬場に登場してもらいたいところです」(記者)

 日本競馬の未来を明るくするためには、藤田騎手も含めた若手の台頭は必要だろう。若手騎手たちには「ヤングジョッキーズシリーズ」をきっかけに飛躍し、ベテランリーディングジョッキーたちの牙城を脅かす活躍をしてくれることを期待したい。

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