JRA 横山武史に迫るC.ルメールの影! 好調土曜から一転して日曜は急ブレーキ、どん詰まりイカットにファンも“怒っと”?
2枠2番ということで、内枠を生かし経済コースをロスなく進んだイカットは、良い手応えで最後の直線を迎える。しかし、残り200mのハロン棒を通過してすぐ、進路を関東の先輩三浦皇成騎手騎乗のフェアリーポルカが内へ切れ込んだことで行き場をなくす。
横山武騎手の腰が上がるほど手綱を引かれたイカットはこれで万事休す。スパートをかける場面でブレーキを引いたこともあって、イカットは馬群に沈み7着。
2Rの藤岡佑騎手、クイーンSの三浦騎手から被害に遭ったようにも見えるが、JRAから両名への制裁は特になし。2名の騎手の騎乗はルールの範囲内で行った騎乗であるため、狭いところに突っ込んだ横山武騎手のツキもなかったということだろう。
それでも納得のいかないファンからは、イカットに掛けて“怒っと” など、不満のコメントも聞かれたが……。
今では「若手のホープ」と呼ばれている横山武騎手だけに、他の騎手からのマークはいっそう厳しくなることが予想される。ライバルたちのマークをかいくぐって、今後も順調に勝ち星を積み重ねられるか注目だ。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。