JRA レパードS(G3) 前走レコードVホッコーハナミチは「消し」 「◎」はダートで覚醒し勢い十分な良血馬
「▲」は、15番のメイショウムラクモだ。
前走は休み明けで初の古馬混合戦と決して楽な条件ではない中、2着に1秒2差つける圧勝をおさめた。走破時計も優秀なため、世代トップレベルは疑いようがないだろう。
ただ、今回初めて左回りのレースとなる。調教では問題なく走っているとはいえ、気性に問題がある馬だけに実戦ではどうなるか分からない。掛かり癖がある馬であるため、大外発走から、道中上手く前に壁を作れるかが鍵になる。
「△」は、7番ロードシュトロームと8番テイエムマジックと13番タイセイアゲインの3頭だ。
ロードシュトロームは、今回の逃げ馬候補だ。逃げが有利なコースということで見逃すわけにはいかないだろう。
テイエムマジックは、前走新潟ダート1800mで1勝クラスを勝利している。休み明けとなるが調教も良くスタートも安定しているため、好位からの差し切りに期待したい。
タイセイアゲインは、近親に東京大賞典(G1)などを勝ったローマンレジェンドがいる良血馬だ。
同馬は、過去にルヴァンスレーヴ、エピカリスなどが勝利し出世レースとして知られるプラタナス賞(1勝クラス・東京ダート1600m)優勝馬だ。それ以降、不振に陥っているが間隔を空けたことで走る気持ちが戻っていれば反撃があってもおかしくない。
上位人気候補では、4番のホッコーハナミチを「消し」とする。
良馬場でも勝ってはいるが、前走を見る限り「重・不良」馬場がベストだろう。
また、2勝クラスを1戦で突破している馬が多いのに対し、同馬は突破に3戦を要している。能力は高いが、クラス慣れに時間がかかるタイプに見えるため3歳限定戦とはいえ重賞でいきなり通用するか疑問だ。
以上を踏まえ、印は以下の通り。
◎10番ルコルセール
○9番ハンディーズピーク
▲15番メイショウムラクモ
△7番ロードシュトローム
△8番テイエムマジック
△13番タイセイアゲイン
馬券は、馬連で勝負。保険として対抗・単穴が相手のワイドを押さえる。
馬連 流し
◎-○▲△△△ 5点
ワイド 流し
◎-○▲ 2点
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。