JRA 武豊の「不安」は現実化する!? キーンランドC(G3)全てはメイケイエールのスタート次第…「決め打ち」で狙う札幌Cコース替わりの「◎」とは
「▲」は、13番ダイアトニック。
近2走は二桁着順の惨敗を喫しており、今回が11カ月ぶりの実戦となる。
関係者は「久々は苦にしないタイプだし、調教ではそれなりの時計も出ていました。骨折明けだから、そこら辺がどうかだね……」と半信半疑な様子で、久々の割引は必要だろう。
ただ、昨年の高松宮記念では3着と実績はここでもトップクラス。順調であれば、間違いなく「◎」を打っていたはずの馬だ。
外目の枠に入ったが、先行力もあるだけに内のレイハリアを見ながらマイペースで行けるのはプラス。前付けできれば格好はつけてくれるはずで、地力に期待したい。
「△」は、2番ソロユニット、7番ヒロイックアゲン、8番セイウンコウセイの3頭。
ソロユニットは地方馬で、今回が初の中央参戦。陣営は「状態は上昇傾向ですし、芝でどういう走りをしてくれるかですね。エーデルワイス賞(G3)を勝った時のようなパフォーマンスを見せてくれれば」と期待を寄せる。
これまで地方のダートしか走ったことがなく芝適性に不安もあるが、父アジアエクスプレス、母父アグネスデジタルはともに芝、ダートの二刀流で活躍した馬。本馬が芝をこなす可能性も否定はできないだろう。
ダートとはいえ1200mでは5戦全勝で、2着を4馬身ちぎったエーデルワイス賞をみても能力は確か。人気もなさそうなだけに、押さえておきたい1頭だ。
ヒロイックアゲンは、前日の段階で最低人気。ただ、今回出走するメンバーとも対戦経験があり、それほど差はないと見ている。
陣営は「中1週の強行軍だが、デキはキープしている。直線競馬よりコーナーがあった方がいいタイプだし、背負い慣れた54kgなら問題はない」と話しており、頭はなくても雪崩れ込んでの馬券絡みは警戒しておきたいところだ。
セイウンコウセイは、4年前に高松宮記念を勝利している実績馬。陣営は「8歳なので上積みはどうですかね。ただ、ここ2週からも稽古は動いてますよ。条件はいいし、前で運んで展開が向くかどうかですね」と話しており、競走馬としては高齢でも侮れない。
能力的な衰えはありそうだが、今年の高松宮記念でも勝ち馬から0.5秒差と健闘。3走前のシルクロードS(G3)でも5着と掲示板を確保しているように、今回のメンバーなら展開次第で勝負になりそうだ。