JRA【セントウルS(G2)展望】「同世代マイルG1馬」レシステンシアVSラウダシオン!カレンモエは惜敗続きにピリオド打てるか!?
4歳馬2頭の間に割って入るならカレンモエ(牝5歳、栗東・安田隆行厩舎)だろう。
父ロードカナロア、母カレンチャンという血統でデビュー前から注目を浴びてきた存在だ。しかし、出世は遅れ、昨年9月にようやくオープン入りを果たした。
重賞初挑戦は昨年11月の京阪杯(G3)。そこから間隔を空けながら大事に使われてきたが、3戦連続2着と勝ちきれないまま5歳秋を迎えてしまった。
鞍上の松山弘平騎手はこれが初騎乗。相手関係は一気に強化されるが、惜敗続きにピリオドを打って堂々とスプリンターズSに向かいたい。
2連勝中のクリノガウディー(牡5歳、栗東・藤沢則雄厩舎)は、再びスプリントG1路線に殴り込みをかける。
20年高松宮記念で1位入線も、斜行で他馬の進路を妨害。4着降着という無念を味わってから1年半。その後はスランプに陥っていたが、2走前に岩田康誠騎手に乗り替わると、これが功を奏し、オープンとリステッド競走を2連勝中だ。
圧巻だったのはトップハンデ57.5kgを背負ってレコード勝ちを収めた前走の安土城S(L)。3連勝を飾って秋の大舞台に向かうことはできるか。
この他には、今年のシンザン記念(G3)覇者ピクシーナイト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)が虎視眈々。古馬と初対戦の前走CBC賞(G3)では2着と力を示した。2戦2勝と好相性の中京で重賞2勝目を狙う。
ジャンダルム(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、前走・北九州記念(G3)で1番人気に支持されたが、痛恨の出遅れで7着に終わった。母のビリーヴは02年のセントウルS覇者で、母仔制覇も懸かっている。
スプリンターズSを占う注目の一戦を制するのは果たしてどの馬になるのか。セントウルSは12日15時35分に発走予定だ。