日本が誇る「三冠配合」モクレレがついにデビュー!”最強馬主”金子真人オーナーの集大成「12冠ベビー」の実力は如何に!
そんな両親から「勝者のDNA」を受け継いだモクレレ。父ディープインパクトが7冠、母アパパネが5冠の合計「12冠」という豪華配合は、2歳女王ソウルスターリングの16冠には及ばないが、国内では「史上最高レベルの配合」と述べて差し支えないだろう。
4日の東京・芝1800mに戸崎圭太騎手でデビューを迎えるモクレレ。すでに2月ということもあり、皐月賞への参戦はやや厳しいものの6月の日本ダービーには十分間に合う。1週前追い切りを行った戸崎騎手は「素質を感じる」と、良血に恥じない手応えを得たようだ。
管理する国枝調教師も、まだ荒削りな面があると認めながら「やはり良いものは持っている」と、この馬の底知れない潜在能力に期待している。最終追い切りも美浦の坂路で4ハロン52.5秒、ラスト12.7秒を計測しており臨戦態勢は整ったといったところだろう。
まだ幼く、母アパパネとは異なり気性が激しい面もあって1週前追い切りでは騎乗した戸崎騎手を振り落としそうになる場面も……だが、競馬ではそんな”ヤンチャ”な面が案外レースでの闘争心に繋がったりするだけに、戸崎騎手も「楽しみ」と前向きに捉えているようだ。
2月を迎え、今年の3歳牡馬クラシックの勢力図もじょじょに見えてきたが、依然まだ抜けた存在はいない混戦模様。それだけにモクレレが大物感溢れる内容でデビュー戦を勝つようなことがあると、血統背景も相まって一気にクラシックの本命候補に躍り出る可能性もある。