川田将雅「一日も早く改善する必要がある」JRAの“殿様”ネット戦略に警鐘!? ジャパンC「外国馬問題」に根付く致命的な欠陥とは
一方、関西のレースを中心に中継を行っている『カンテレ競馬』の公式チャンネルでは、同じようにシャフリヤールの福永騎手にインタビューを行った動画が2.4万回も視聴されている。先週のローズS(G2)のレース映像もJRAの公式が5.9万回に対して、カンテレが4.3万回とほぼ変わらない視聴数を獲得している。
「『カンテレ競馬【公式】』の動画やサムネイルが上手く編集されていることもありますが、『JRA公式チャンネル』があまりに王道というか、ベタっとした感じで見た目に魅力を感じないんですよね……。
YouTubeの視聴者数を伸ばすには、特徴的なサムネイルを用意するのが常套手段。ファンは魅力的に映る動画を見ようと思いますし、『JRA公式チャンネル』はちょっと前時代的なイメージがあります。内容は悪くないだけに、もったいないですよ」(別の記者)
近年、日本競馬が世界に誇る国際レース・ジャパンC(G1)の外国馬出走の減少や低レベル化が問題視されて久しいが、JRAがネット戦略で後れを取っていることから、海外の競馬関係者が日本競馬の情報を得にくくなっていることも一因にあるようだ。
大昔は欧州各国にとって、その情報の少なさから「東洋の神秘」「黄金の国」などと伝えられた日本。だが、インターネットで世界が繋がる現代社会において、情報が少ないということは単純に「不安」にしか繋がらないはずだ。
(文=銀シャリ松岡)
<著者プロフィール>
天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。