藤田菜七子に朗報!? フランスで女性騎手に『負担重量を2kg減らせる特典措置』が決定!!

藤田菜七子騎手(Nadaraikon)

 競馬界に新たな風が吹こうとしている。

「サンケイスポーツ」が伝えたところによれば、フランスの競馬統括機関のひとつである「フランスギャロ」の評議会が、混合レースに女性騎手が騎乗した際、負担重量を2kg減らせる特典措置を与えるという画期的な決定をしたという。この措置は重賞や準重賞には適用されない。だが、平地や障害などではプロとアマなどの条件を問わず、実施されるそうだ。

 これと同様の施策がもし日本で行われた場合、注目をあつめるのは藤田菜七子騎手だろう。昨年、16年ぶりに女性騎手としてJRAデビューを飾った藤田騎手だが、その際にさまざまな識者たちが”男女間での特選措置がないこと”ことを、彼女が活躍できない理由のひとつとして指摘していた。

 例えば男女混合戦が行われる競艇では、男子50kg、女子47kgと「3kgのハンデ」がつくように体重の下限が定められている。また、名古屋や笠松といった地方競馬も、重賞は適応外ながら女性騎手を1kg優遇するルールがある。もし、フランスと同様の措置が取られることとなれば、藤田騎手にも勝利のチャンスが多く訪れるようになるかもしれない。

 だが、この処置は現状では女性の競馬会への進出が目覚ましいフランスだから可能なのだろう。同国では約100人の女性が騎手免許を持つ。また女性調教師も220人もおり、近年の競馬学校への入学者は6割が女性とされている。

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