フェブラリーS(G1)を勝つのはこの男?ムーア騎手来日で「燃える」デムーロ騎手が大爆発! 2週連続の重賞制覇で絶好調「確変モード」突入!
鳴り物入り来日を果たした「世界No.1騎手」R.ムーアが先週、12鞍中1番人気8回でわずか2勝と”ほろ苦い”スタートを切った一方、逆境に燃えるM.デムーロ騎手の「大爆発」が止まらない。
年明けの競馬で幸先よく1勝をあげたものの、その後約1カ月間も勝ち星に見放されていたデムーロ騎手。ところが先月21日に待望の2勝目を上げると、そこからエンジンに火が付いた。一時のスランプが嘘のようにトントン拍子に勝ち星を重ね、今やリーディング2位である。
特に象徴的だったのが、ムーア騎手参戦に沸いた先週の競馬での爆発だ。
土曜日にあっさりと3勝を上げると、”直接対決”となった日曜日の京都記念(G2)では圧倒的1番人気を背負ったムーア騎手のマカヒキが伸びあぐねているのを尻目に、サトノクラウンで連覇を達成。
この日も3勝を上げ、リーディングトップの田辺裕信騎手とは、わずか1勝差の絶好位につけている。
自他ともに認めるJRAでも屈指の「浮き沈み」が激しい男。沈むと何週間も未勝利が続くほど深いスランプにハマる一方、一度火が付くと無双のように勝ちまくるのがデムーロ騎手の最大の特徴だ。
特に今回は、本人がライバルとして強烈に意識する海外トップ騎手の参戦が心に火をつけたのかもしれない。
「デムーロ騎手は常々『出るレースは全部勝ちたい』『誰にも負けたくない』と口にするほどの負けず嫌い。2015年のワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)で香港No.1のJ.モレイラ騎手が優勝した際、悔しさのあまり『確かに上手だけど、騎乗馬に恵まれただけ』と一刀両断。昨年WASJでは見事に優勝してやり返しています。
そんなデムーロ騎手からすれば、世界のトップといわれるムーア騎手の参戦は間違いなく燃える要素。先週の6勝の固め打ちは、逆境になればなるほど燃えるデムーロ騎手らしい爆発でしたね」(競馬記者)