“代打騎乗”の津村明秀騎手の腹は決まった!? 大舞台・フェブラリーSでG1初戴冠なるか!?
19日開催のフェブラリーS(G1)。ダートを主戦場としている実力馬たちが出揃い、覇を競うため混戦模様になるのは当然だ。しかし、昨年にダートの帝王・ホッコータルマエが引退。また、匹敵する実力を持つアウォーディー、アポロケンタッキーも同レースを回避したため、例年以上の大混戦となることが予想されている。
そんな中、一応の主役とされているのはカフジテイクだろう。前哨戦となる根岸Sでは出遅れて最後方からの競馬となるも、残り400mですさまじい切れ味の末脚を発揮。他の馬をごぼう抜きし、2着のベストウォーリアに1馬身差をつける圧勝を飾った。
今年はじめて開催されるG1へはずみをつけた形になったカフジテイク。だが後日、騎乗が予定されていた福永祐一騎手が落馬、負傷。乗り替わりが発表されたことで一気に雲行きが怪しくなってきた。
発表された乗り替わりの騎手は津村明秀騎手だ。カフジテイクには、これまで3度騎乗経験がある。”代打騎手”としてはなにも問題はないだろう。
津村騎手は15日、栗東の坂路でカフジテイクに騎乗して追い切りを行った。強めに追い、タイムは4ハロンを52秒1-12秒4。調教後、津村騎手はスポーツ紙の取材に対し、「またチャンスをいただけてうれしいし、このチャンスを生かせるかどうかで、これからのジョッキー人生が変わっていくと感じています」と決意を明かしていた。