武豊アウォーディーも戦意失う!? 「世界最強」「完全無欠」アロゲートがドバイWC出走で世界中のホースマンが絶望か

アロゲート(左)(JRA海外競馬発売特集サイトより)

 今年も、ドバイの地に「世界最強」がやってくる。

 昨年のドバイワールドC(G1)では、アメリカ最強馬であるカリフォルニアクロームが世界の強豪をまったく相手にせず、ねじ伏せるようなレースぶりで圧勝。その強さは世界に衝撃をもたらし、国際レーティングでも当然の世界一となった。

 そんなカリフォルニアクロームを昨年から今年にかけアメリカの地で2度下し、ワールドサラブレッドランキングのレーティング134を獲得、名実ともに「新世界王者」として君臨するアロゲート(米 4歳)が、3月末のドバイワールドC出走を表明した。

 アロゲートはデビューこそ3着に破れるも、その後は破竹の6連勝。初G1挑戦のトラヴァーズステークスを13馬身半差という驚異的な強さで勝利すると、「歴史的一戦」といわれたブリーダーズカップクラシックでは、カリフォルニアクロームに半馬身差をつけ、米国の王に。

 年明け初戦となった世界最高賞金レース・ペガサスワールドカップ(G1)の勝者にもなり、同時にカリフォルニアクロームに引導を渡した。すでに歴史的名馬の領域にあるといっていいだろう。

 これによって、ドバイワールドC制覇を目論んでいた世界のホースマンが躊躇する可能性は否定できない。昨年のカリフォルニアクロームと同等以上の実力を有することは間違いない全米チャンピオンホースだけに、他陣営が及び腰になるのは無理からぬことだ。

 そしてそれは、日本競馬も例外ではない。今年は昨年JBCクラシックを制したアウォーディー、東京大賞典を制したアポロケンタッキーが挑戦を表明している。

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