JRA初の「外国人調教師」!? M.デムーロ騎手が思い描く「引退後」と「母国の事情」、そしてその実現可能性は?
現在全国リーディング1位、G1含め重賞で無類の勝負強さを誇るM.デムーロ騎手。そんなデムーロ騎手が、今後の「キャリアプラン」を明かした。
藤岡佑介騎手が「netkeiba.com」内で連載中のコラム「with佑」に登場したデムーロ騎手。藤岡騎手が「引退後」についての質問をした際「日本で調教師になりたい」と発言したのだ。
もちろん、体が動く限り騎手を続けるとも発言しており、当分は騎手として活躍する予定だ。それにしても、引退後も日本で調教師になりたいと思うとは……もともと日本好きなのは競馬ファンなら周知の事実だが、それほど日本に思い入れがあるとは……。
「母国イタリアの競馬は財政難で、賞金の支払いが遅れることも日常的。騎手引退してイタリアに帰っても、競馬関係で充実した仕事に就くのは難しいかもしれません。
日本は賞金も高く、何よりデムーロ騎手は日本競馬に完全にフィットしています。家族も日本に住んでいますし、このままずっと日本のホースマンとして過ごしたいと思っていてもおかしくないでしょう」(競馬記者)
JRA騎手となってから3年経ち、どうやら日本をますます好きになっている印象のデムーロ騎手。その裏には、母国競馬の衰退があるようだ。