福永騎手が落馬したスズカメジャーが仕切り直しの一戦へ!衝撃のスタート直後に「Uターン」から1カ月……今度こそ能力全開か
何よりもきさらぎ賞の”暴走”は大外枠だったことが大きいですね。外側に馬がいなかったので、そちらの方に走って行ってしまった面もあると思います」(競馬記者)
今回のスズカメジャーの枠順は8枠10番。幸い、8枠ながら外側にもう1頭いる状態だけに前走のような”暴走”はなさそう……と思いきや、前出の記者が首を振る。
「8枠11番のブリラーレはスタートに課題のある馬なんですよね……万が一、大きく出遅れたら、スズカメジャーにとっては大外も同然。さすがに陣営もゲート練習を含めていろいろと対策を練ってきたと思いますが、馬だけにやってみないとわからない部分も当然あります」(同)
岩田騎手程の名手なら大丈夫だと思われるが、”まとも”に走りさえすればスズカメジャーは、ここは「通過点」と行きたいほどの大器だ。天皇賞馬スズカマンボの甥という良血で、前日投票でも1番人気に支持されている。
新馬戦で1馬身差の2着に負かしたロードアルバータと、3着のアドマイヤロブソンが次走の未勝利を1番人気であっさりと勝ち上がっていることも、この馬の能力の裏付けとなっており、ダイワメジャー産駒だけに距離がマイル戦になるのは歓迎だろう。
「まともに走れば……」というのは競馬を代表する「タラ」「レバ」の1つだが、スズカメジャーの場合、ここをしっかりと勝ち上がれば春のG1戦線も見えてくる重要な一戦。今度こそ、能力全開の走りを見せてほしいところだ。