今年のスプリングS(G2)が実は名馬誕生の年!? 勝ち馬が「皐月賞で馬券圏内」&「G1馬確定」となる”明”と”暗”の法則とは
2016年 マウントロブソン
2015年 キタサンブラック(菊花賞、天皇賞・春、ジャパンC)
2014年 ロサギガンティア
2013年 ロゴタイプ(朝日杯FS、皐月賞、安田記念)
2012年 グランデッツァ
2011年 オルフェーヴル(クラシック三冠、宝塚記念、有馬記念)
2010年 アリゼオ
2009年 アンライバルド(皐月賞)
まとめると上記のようになりますが、ここまで綺麗に隔年で明暗が分かれているレースも、そうそうあるものではございません。「暗」の馬たちも実は結構頑張っているんですが、特に「明」のG1馬たちは皐月賞馬のアンライバルドが駄馬に見えてしまうほどの豪華絢爛のラインナップ……ということは!?
そうです。この法則通りで参りますと、今年はスプリングSから「名馬誕生」の年。勝ち馬にはクラシック勝利も約束?された極めて重要な一戦となるわけです。
いまいちパッとしない今年のメンバーを見ても「そんな期待はできない」というご意見はよーくわかります。
しかし、思い出していただきたいのですが、かのキタサンブラックがスプリングSを勝った時に、まさかこれほどの名馬になると思われた方が何人いらっしゃったでしょうか。
あのオルフェーヴルにしても、本番の皐月賞ではまだ4番人気に過ぎない存在だったのです。仮に今年のスプリングSを勝った馬が皐月賞に出ても、やはりレイデオロやカデナ、スワーヴリチャードといったところに続く4番人気程度の評価になる可能性もあるでしょう。
しかし、だからこそ、馬券的には美味しい!
全馬が皐月賞で馬券に絡んでおり、キタサンブラックとロゴタイプは、その後も追いかけるだけでお金になった馬。今年のスプリングSの勝ち馬もしばらくはあまり目立たないでしょうし(サトノアレスは違うかな?)、今から”美味しい匂い”しか致しません!
(文=藤田ハチ子)