武豊アウォーディーがドバイワールドC(G1)の世界制覇に「色気」?連敗中も世界最強アロゲートが相手だからこそ目覚める「潜在能力」
また、舞台設定の魅力があるだけでなく、アウォーディー自身にもここにきて大きな変化があったようだ。
すでに現地のメイダン競馬場に渡っているアウォーディーだが、環境の変化は早くも良い方向に作用している。本番でも使用されるダートコースでラニとの”兄弟併せ馬”から引き揚げてくるなり「すごい動き」と声を弾ませたのが武豊騎手だった。
武豊騎手は『サンケイスポーツ』の取材に「今年初めて乗ったけど、すごい動き。ケイコで目立たなかったのが、いい意味でイメチェンした」とコメント。環境が変わったことで、馬が追い切りから真面目に走るようになっているようだ。
「この馬の力は、こんなもんじゃない」と以前から、強く主張しているアウォーディー陣営。環境の変化と世界最大の強敵がアウォーディーの闘志に火をつけ、今度こそ「本物のアウォーディー」の姿が見られるのだろうか。
厳しい戦いであることに間違いないが、それでも日の丸を背負った馬たちの激走に一縷の望みを託したい。