武豊アディラートに「超強力」援軍!武幸四郎元騎手がドバイ参上で兄へ「絶好」仕上げ!日本競馬が誇る史上初の”最強兄弟タッグ”実現!
まさに競馬ファンからすればロマン溢れる”兄弟タッグ”が、早くも半ば実現したような状況。アディラートには否が応でも期待が高まるがが、昨年はわずか7頭立てだったUAEダービーが今年は16頭立てのフルゲート。日本の競馬ファンとして是非とも勝ってもらいたいところだが、厳しい戦いが待っていそうだ。
「同じ日本勢のエピカリスももちろんですが、今年はサンダースノーやランカスターボンバー、フォーリーなどメンバーがそろった感があります。ラニが勝った昨年よりもハイレベルなレースになることは確実でしょう。
距離が不安視されているアディラートにとっては、大外枠という枠順も不安ですね。何とか前に馬を置いて、番手の競馬に持ち込みたいところ。ただ、武豊騎手はドバイでの経験も豊富ですし、上手く対応できれば一発があっていい存在だと思います」(競馬記者)
もう一つ大きな課題は、やはり日本のダートとは一味異なる現地ドバイのダート適正があるかどうか。
昨年はラニが日本馬として史上初制覇を達成したが、その父タピットは米国のリーディングサイアー。ラニ自身も日本より、ドバイやアメリカのダートに適性がありそうな感さえある。
その意味でアディラートの父は新種牡馬のルーラーシップ。未知の魅力こそあるが、日本で大成功した名牝エアグルーヴの一族だけに、ドバイのダートで本来の力が発揮できるかは未知数だ。
「確かに走ってみなければわからない部分もありますが、実はルーラーシップの半兄の産駒が昨年のUAEダービーを走っています。サムライハート産駒のオンザロックスは当時、日本では未勝利戦を勝つのがやっとでしたが、UAEダービーでは5着に善戦。もしかしたら、この日本にはない現地のダート適性が、エピカリスとの逆転の鍵を握っているかもしれません」(同)
実際に、アディラートの追い切りに跨った武豊騎手は「ドバイのダートは気にならない」とコメント。本来であれば日本馬にとって不利となりやすいドバイのダートがアディラートにとって”味方”になれば、豊&幸四郎の”兄弟タッグ”でいきなりの世界制覇も見えてくる。